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ふく百話(41)

「マフグが旬です」

マフグの漁が始まりました。漁場は日本海、萩沖です。毎年150トンくらいの水揚げがあります。その多くは南風泊市場に出荷されていますが萩沖で漁獲されることから近年、萩の名物。特産品料理になっています。

「天然マフグ」がうたい文句です。マフグの養殖はありませんので全て天然です。トラフグのふくの王様にたいしてマフグはふくの女王と呼ばれています。

身がトラフグに比べて柔らかく、甘みがあります。鮮度が落ちやすいのでトラフグに比べ値段がかなり安いです。しかし時期の白子も多く、料理次第で人気のふくです。マフグは皮にトゲがないのが特徴です。しかし皮は強毒ですので皮はもちろんヒレ酒用のヒレにも使えません。また流通段階では尻尾を切り落としてあります。肝臓が猛毒という話はお知らせしました。先日のニュースでは「道の駅萩シーマート」で市外からのお客が減少する中、ネット販売にも力を入れるとありました。萩市では2006年からブランド化を進めています。また萩市と阿武町にある酒造蔵6社がマフグ料理に合う日本酒を完成させました。マフグ独特の旨味に合うのと独特の喉越しが特徴とのことです。3月11日から萩市でキャンペーンが始まります。NHKでも放映されました。

阿武町(奈古)道の駅は全国で最初にできた道の駅の一つです。少し前にリニュアルしました。水産物が豊富で鮮度が良く、値段が安いということで近郊からのお客さんが多いです。私も何度か立ち寄りましたが売り場の魚は並べた端から売れていきます。温泉や温泉プールもあり地元の人々にも親しまれています。

現在、海に面した隣の敷地にキャンプ設備を備えた滞在型施設を建設中です。

萩市は父親の故郷、阿武町(奈古)は母親の故郷です。私の生まれは下関ですが子供の頃は夏休み、冬休み期間中滞在しました。故郷に幸あれと念じています。

阿武町は萩市との広域合併を選択せず生き残っています。花田町長の都市経営手腕が素晴らしいと思います。私が市長時代、国が進める広域合併に賛同しない市町村は国からの交付税などで冷遇を受けるので早晩立ちいかなくなると言われました。ところが阿武町は苦労はあるものの農業、漁業、林業、道の駅等で存在感をもっています。地元最大の企業、町役場にも地元採用するでしょう。そうなれば町の政策で地元購入もできます。生き残る商店もあることと思います。一方で1市4町が合併した下関市においては4町の疲弊が厳しいです。財政が厳しく合併せざるを得なかった町の合併は仕方なかったとしても、その後の衰退や、反対に阿武町のように生き残っている小さな町をみると、はたして合併が正しかったのかどうか疑問です。

「マフグと歴史のまち・萩市」、「農林水産物の豊富な阿武町」故郷の話でした。

お知らせです。
下関ふく連盟は2月24日にふくの宮家献上を行います。昨年はコロナの影響で発送のみでしたが今年は持参するそうです。34回目となります。調理担当は昨年に続き畑水産です。日本海の天然トラフグで重さ2キロを10匹使います。毎年一番美味しい2月に献上しています。

もう一つ。下関水産物ブランドは「ふく」とともに「くじら」です。商業捕鯨の母船「日新丸」が老朽化し新船をどこで建造するのか懸案事項でした。このたび施主の捕鯨会社、共同船舶(東京)は下関市の旭洋造船と正式契約を結びました。素晴らしいことです。鯨肉の水揚げとともに母港化が実現します。名実ともに「日本一のくじらのまち」確定します。市長時代、大型捕鯨船を下関市で建造するため旭洋造船のドックを陸側へ大きくできないか検討したことが思い出されます。その後、建造しても接岸場所がない等の理由で話が止まっていました。当時は調査捕鯨の時代でしたので私は警備もしやすい沖合人工島に誘致したかったです。いろいろありましたが建造が決まったことは大成功です。今後はこれに応えて山口県内や下関市の鯨肉消費を拡大することが求められます。私が副会長を務める下関くじら食文化を守る会では和仁会長の下、小学校におけるくじら給食提供時に放映するDVDを作成中です。仲間にはくじら、教育、学術関係の仲間がいます。