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ふく百話(78)

「最近のふくニュース」

このふく百話では「ふく」に関する様々な事柄についてお伝えしています。

今回は最近のふくニュースを紹介します。11月に入り、ふくシーズンに突入しました。関係者は12月のピークに向けて1年で一番の多忙時期です。

それに伴ってふく関連記事も多くなっています。最近の傾向として「ふく」のみの記事もありますが、昔と比べたら下関水産物3本柱の「ふく・くじら・あんこう」の連携が目立っています。市としても各業界としても一緒の取り組みだと、効果が大きいからです。その中でふく関連事業を紹介します。

9月7日、「フグ料理キッチンカー」彦島西山町の吉田水産はコロナ禍でふく消費が落ち込む中、本場のフグ料理をPRするため2トントラックの移動販売キッチンカーでの営業を開始しました。「全国で初めてトラフグフルコース」が提供できるキッチンカーです。イベント、近隣県、介護施設、児童福祉施設での提供も考えています。(吉田社長)。吉田水産は唐戸魚市場で自動販売機でのふく製品も販売しています。新しい取り組みです。(以下、タイトル記事は山口新聞)。

10月24日、東亜大学講師の小木曽さんが「山口県ふぐ処理試験」に合格しました。今年から受験資格が緩和され3年間の実務経験が不要となり受験しやすくなりました。先生の専門は管理栄養士、健康運動指導士です。今後は「フグ食文化の研究」等に取り組みます。同大学監事、元下関唐戸魚市場(株)社長の松村久さんとの出会いもきっかけでした。

11月5日、「養治小学校150周年トラフグで祝福」。同校創立150周年記念事業の一つとして彦島西山町の畑水産(畑栄次社長・卒業生)が全校児童と教職員130人にトラフグ刺身を無料提供しました。会場は火の山ユースホステルでした。生徒の感想は「刺身は好きだが、トラフグは初めて。食感がこりこりして、とても美味しい」、畑社長のコメントは「ふくの本場と言われるが、食べたことがないと言われるのが嫌なので、まずは地元でふく文化を根付かせたい」と述べています。

11月6日、鍋やバーベキューに列。「三つの日本一ふく・くじら・あんこう祭りの開催」と第一回「下関くじら祭」が開催され豊前田公園は大勢の人々でにぎわいました。下関市鯨肉消費拡大推進協議会、青木光海会長の話ではイベントの数時間前から500人くらいのお客様が並び、準備した沢山の鍋料理は瞬く前に消費されたということです。食のイベントの主役はまず「ふく」です。

11月13日、「福とら」PR福島本腰。福島県相馬市沖で天然トラフグの水揚げが順調です。2018年は0、2トン、昨年27、8トン、今年は9月だけで14,1トンも水揚げされました。西日本が本場のトラフグが福島県で豊漁の背景には地球温暖化による海水温の上昇があるようです。回遊ルートは福島県水産資源研究所では(1)三重、愛知の産卵場から北上(2)日本海の産卵場から津軽海峡を抜けて南下した(3)東京湾以北に新たな産卵場が発生した等が考えられるということです。

地元関係者がトラフグを手にした写真を見ました。5キロはあろうかと思う素晴らしい魚体です。漁協、市、観光協会は、延縄漁業で漁獲された35センチ以上のトラフグを「福とら」と命名し大々的に宣伝を開始しました。

ただし、大きな課題があります。福島県内でふく処理師の数が少なく、地元で漁獲されながら消費できるお店が限られているということです。

下関唐戸魚市場(株)の郷田社長はさっそく現地入りして下関への出荷は当然お願いされたことと思いますし、山口新聞の談話では「相馬のトラフグは魚体が良い。東北にフグ食文化を広げて欲しい」とエールを送ったとあります。

下関での水産祭りに「ふく」単独に加え3つのブランドでの取り組みの背景にはくじらの本市への貢献、影響などと「下関ふく」が以前ほど元気でないこともあると思います。天然物の極端な減少、全国でのフグ養殖、昔のように交際費で高いトラフグを食べる機会が減少し、ふく料理の大衆化が進んだことなどもあります。福島の天然トラフグが南風泊市場へ入荷することで、天然物の減少を補って頂きたいです。